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成瀬友子の歌に「グッとくるもの」(共感できるもの)がない。
問題は「歌詞」にあるのではないか。
プロジェクトの次なるステップとして、
「何を伝えたいか」を掘り下げてみることに。
具体的な方法として彼女に簡単な四行詩を作ってもらった。

あなたを失くした
今までにない悲しみ
でも、もう「さよなら」だね
つらいけど歩きだそう

メロディに言葉を乗せるのではなく自分の伝えたいことをシンプルに綴る。
そこから「何か」が見えてきたような気がする。

何度も書き直して成瀬が作り上げた歌詞を紹介します。
ぜひ感想をお寄せください。

あなたと過ごした部屋でひとり
要らなくなった灰皿に大きな淋しさと孤独を感じて
私は空っぽのまま
あなたを感じたくてタバコに火をつけた
むせかえした私、バカみたい・・・
なつかしいニオイがした1日の終わりのサイン
あわててかき消したけど思い出までは消せなくて・・・
これ以上の悲しみなんて何処にもなかった
今あなたは何処にいるの?
あなた以外の人を愛す事なんて出来ない
今あなたに会いたくて
今日は寒くて雪がちらついて
吐く息だけが温かかった・・・

幸福すぎた私の目はあなたの異変さえ映さずに
ひとにぎりの幸福つかんだだけで永遠と信じてた
あなたが言った「さよなら」
うなずくしか出来なかった
強がりな私の心、今でもイタイ
はりさけそうな夜、ひざ抱いてうずくまり
こらえきれない涙の中でそっと、さよなら・・・
あなた想うたびこの心イタムけど
今私は歩き出した
たとえ季節があなたを想い出させても
私はもうふり返らない
街を染めてく雪は降りつづく
何もなかったようにしんしんと

この歌詞にはまだタイトルがない。
彼女が歌いたかった一言とは?
本当に伝えたい思いとは?
それが見つかったとき、歌に名前がつけられるのかも知れない。