中古カメラとクラシックカメラ情報ページ  

目的のカメラ・レンズを探す

こだわり検索
検索ヘルプ

 
カメラの本はこちらへMJブックス
こんなカメラもある!クラシックカメラ探検隊クラカメ探検隊
カメラの修理・メンテ情報ライカリペアークラブ
ムービーカメラ入門MJムービークラブ
カメラの面白い使い方カメラレビュー
大好評メディアジョイカメラグッズMJオリジナル商品
ライカに始まりライカに終わるライカに始まり
 ライカに終わる
トップページ お問い合わせ メディアジョイについて 送料について プレス情報 サイトマップ 採用情報
中古カメラ検索
中古カメラメニュー
>>ご注文方法
>>中古商品の程度について
>>送料について
>>会社案内
>>staff blog
カメラ検索コンテンツ
新着商品《 06/05 入荷》
オートフォーカスカメラ
オートフォーカスレンズ
マニュアルカメラ
マニュアルレンズ
クラシックカメラ
大判カメラ、レンズ
デジタルカメラ
ストロボ
暗室関連
ムービー・映写機
三脚、一脚、雲台など
本・マニュアル・説明書など
MJオリジナル商品
時計・筆記具

メーカー別商品検索

オリンパス
京セラ
キヤノン
コシナ
シグマ
シュナイダー
タムロン
東洋リビング
トキナー
トヨ
ニコン
ハッセルブラッド
フジ
ブロニカ
ペンタックス
ホースマン
ポラロイド
マミヤ
ミノックス
ミノルタ
メディアジョイ
ライカ
ローライ
ロシアカメラ

特集ページ
ハンザ
カンボ
トヨビュー・トヨフィールド
マンフロット
PHOTOFLEX
MS ハッセルSWCスリットフード
LOREO 商品一覧
販売中のフィルム一覧
防湿庫

メールマガジン
MJ制作室
京都ギャラリー
ENGLISH

買う
大判カメラについて
8ミリをテレシネ変換
プリント関連ソフトウェア
ミニチュアギター発売中
クラカメ探検隊
ライカリペアクラブ
ムービークラブ

ライカカメラジャパン
パートナーショップ



メディアジョイスタッフ募集

ベリサイン認証を採用しているので通販も安心です。
本サイトは日本ベリサインより認証を受け、最高水準のセキュリティー技術を利用しております。クレジットカード番号等はSSL暗号化通信によって保護されますので、安心してお買い物を楽しんで頂けます。


ディーラー認定書



佐川急便荷物 問い合わせ




キヤノン
ニコン
オリンパス
リコー
タムロン
TOYO
コニカミノルタ
コシナ
ペンタックス
フジフイルム
Leica AG
ライカに始まりライカに終わる

市川泰憲(写真技術研究家、日本カメラ博物館)

  市川 泰憲(いちかわ やすのり)
1947年東京生まれ。中学・高校・大学と写真部に所属。1970年東海大学工学部光学工学科卒業。同年写真工業出版社入社、月刊「写真工業」編集長を経て、2009年より日本カメラ博物館に勤務しながら幅広い写真活動を続ける。日本写真協会会員。

■ブログ「写真にこだわる」開設しました
http://d.hatena.ne.jp/ilovephoto/

第三十六回「キヤノンEOS 5Dsを使ってみました」
 キヤノンの高画素タイプ一眼レフはEOS 5Dsと EOS 5DsRですが、このカメラが登場するまでには高画素タイプカメラにはさまざまな考え方がありました。いわゆる高画素タイプは2012年に発売された3,630万画素のニコンD800とD800Eに始まりました。このカメラでは光学ローパスフィルター(OLPF)組み込んだD800と、光学ローパスフィルター効果を持たせないD800Eの2機種を用意したのです。2013年になるとソニーが同等の3,640万画素で光学ローパスフィルターを外したソニーα7Rをミラーレス機で発売しました。そして2014年にはニコンはD800シリーズの改良型として光学ローパスフィルターを外したD810を発売。キヤノンが光学ローパスフィルターを組み込んだEOS 5Dsと光学ローパスフィルター効果を打ち消したEOS 5DsRを6月に発売し、さらにソニーが4,240万画素のα7R Mark IIを8月に発売したのが現在に至るまでの経緯です。
 この間いくつか話題に上ったのは、1)高画素に加え光学ローパスフィルターを外すと高鮮鋭画像が得られる、2)ピントが合いにくく、カメラがブレやすい、などでした。これらに対し、ニコンはD800Eで光学ローパスフィルター効果をなくし、D810では、ミラーショック軽減機構を組み込み、光学ローパスフィルターを外したのです。これに対しソニーα7は、ミラーレスですからショックは少ないわけで、さらにピントは像面によるコントラスト検出だから精度が高いということになります。もっともニコンD800とD800Eでは、Gタイプレンズの使用、ミラーアップ撮影、ノイズキャンセラーのOFF、三脚使用のライブビュー撮影などを推奨してきました。
 このような経緯の中で、僕はたまたま毎年担当しているCP+で行われる上級エンジニアパネルディスカッションのコーディネーターとして、2013年、2014年にキヤノンとしては高画素一眼レフはやらないのですか?とキヤノンの技術責任者に質問してきました。答えとしては技術的には十分可能で、すでに当時5,000万画素のセンサー技術は確立されており、撮像素子の技術としては発表済みだということでした。そしてさらに聞くと、撮像素子の大きさに対し、適切な画素数というのがあるというようなお話をしていましたが、結局、フルサイズで5,060万画素のEOS 5DsとEOS 5DsRを2月のCP+2015の直前に発表したのです。当然、CP+2015のパネルディスカッションでは高画素に対する考え方、カメラブレへの対策、光学ローパスフィルターありのEOS 5Ds、光学ローパスフィルター効果なしのEOS 5DsRの技術などを聞きました。その後、PHOTONEXTの技術セミナーなどでも、両機に対する詳細な話を聞きましたが、僕個人の印象として得たものは、キヤノンは高画素タイプ一眼レフのフラッグシップモデルとして作ったものの、いまひとつ積極的ではないように感じました。また光学ローパスフィルターは画素数が上がってもこれからも必要だと考えていて、光学ローパスフィルター効果なしの5DsR機は、モアレが発生する確率が高くなっても、欠点を活かし究極の解像を目指すという人ために作った明言していることです。


【写真1】EF24〜70mmF4L IS USMを装着したキヤノンEOS 5Ds(画像をクリックすると大きくして見られます)

■僕がEOS 5Dsモデルを選んだ理由
 結局、あれこれ悩んだ結果、今回、僕は光学ローパスフィルターが組み込まれたEOS 5Ds【写真1】を使ってみることにしました。なぜか、そのほうがキヤノンの高画素一眼レフ開発の目指した目的に近いのではと感じたのです。そしてもうひとつ、同じ高解像度でもA2判プリントで384ppiの解像度が、250ppi前後の他機種とどれだけ異なるのだろうかということなどを考えて、あえて光学ローパスフィルターありのEOS 5Dsを使ってみようと考えたのです【図1】。

【図1】キヤノンEOSシリーズの撮像素子部分の仕様をまとめてみました(画像をクリックすると大きくして見られます)



 PHOTONEXTの技術セミナーで聞いた話によると、EOS 5Dsの高画素を活用する仕様として、1)ミラー振動制御システムを採用、2)新ピクチャースタイル「ディテール重視」(細部表現力を重視したシャープネス設定)、3)光学Low Pass Filterをキャンセルし、さらなる高解像度を求めたEOS 5DsR、4)クロップ機能(×1.3、×1.6)で疑似望遠撮影可能、などがあげられています。このうちミラーショックを軽減させるためにはカム駆動方式を採用したということですが、ニコンもD610とD810では同じような機構を導入しているので、発売時期は多少ずれていますが、考えることはどちらも同じだなと思うわけです。さらにディテール重視のピクチャースタイルでは、スタンダードや風景モードよりシャープネスを上げるというので、これはまさにデジタルならではのことであり、なるほどと思うわけです。
 これに加え、ミラーアップと電子先幕シャッターによる低振動撮影として「LV静音撮影モード」、レンズやフィルターを通過し光線が収差や回折、ローパスフィルターなどの要因で理想と異なるときに本来の形に戻す「デジタルオプチマイザー」機能、シャッターレリーズし、ミラーがアップしてシャッターが切れるまでの時間を調整する「レリーズタイムラグ任意設定」などの機能を載せています。キヤノンによると、単に画素数を増やしても、その画素数を活かすことはできないとして、カメラ振動の抑制、高画素を活かす画像処理(ディテール重視)、入力信号の改善(デジタルオプチマイザー)を行なったというのです。
 なお、キヤノンによると2,000万画素APS-Cの撮像素子を35mm判フルサイズにしたのがEOS 5Dsの5,060万画素だというのです。そこで【図1】の画素ピッチを見ると4.1μmなので、現行の最もスタンダードなEOS 7DとEOS 7D MarkIIが同じ画素ピッチなので、このフルサイズ判ということになるのです。さらにAPS-Cの現行モデルとしては画素ピッチ3.7μmのEOS8000DとEOS Kiss 8xi、EOS M3があるわけですが、この関係をあてはめるとキヤノンはすでにフルサイズで6,050万画素のイメージャー技術を確立しているとみれるわけです。



(通信販売専門)

営業時間

9:30-18:30

定休日:土日・祝日

お問い合わせ
075-257-5435

※通信販売のみの営業です。

   

メディアジョイトップへ Copyright by1996-2017(C)mediajoy All Rights Reserved.