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市川泰憲(写真技術研究家、日本カメラ博物館)

  市川 泰憲(いちかわ やすのり)
1947年東京生まれ。中学・高校・大学と写真部に所属。1970年東海大学工学部光学工学科卒業。同年写真工業出版社入社、月刊「写真工業」編集長を経て、2009年より日本カメラ博物館に勤務しながら幅広い写真活動を続ける。日本写真協会会員。

■ブログ「写真にこだわる」開設しました
http://d.hatena.ne.jp/ilovephoto/

第三十三回「ライカとノンライツのはざまで」

【写真1】フォクトレンダー・ベッサR(2000年)。(写真をクリックすると大きく見られます)

 僕が親しくしている写真グループに、”ノンライツRF友の会”というのがあります。その名称の由来は、ライカ以外のRF(正しくはレンジファインダーですが、グループ名ではアール・エフと読みます)カメラとレンズを使おうという写真愛好家集団です。そもそもは、10年ほど前にクラシックライカが全盛のころに、レンジファインダーカメラはライカだけではないだろうということで、ネット上で知り合った人たちが会を作り、その後アクティブメンバーが、勉強会、撮影会、写真展などを開催してきたのです。
 もちろんノンライツだからということでもライカは使わないということではなく、フィルムカメラのフォクトレンダー・ベッサR【写真1】、ツァイス イコン、キヤノンやニコンのRF機に加えライカも当然のこととして、さらにはデジタル一眼レフをも使うというぐあいに指向的には柔軟さをもった集団なのです。
 そこにひとつの異変が起きました。2004年にエプソンがデジタルのレンジファインダー機“エプソンR-D1” 【写真2】を発売し、ご本家のライカも2006年には“ライカM8” 【写真3】を発売したのです。ところが、エプソンは×1.5倍のAPS-C判、ライカは×1.33倍のAPS-H判だったのです。つまり、ライカ起源のフルサイズである24×36mm、すなわちライカ判より画面サイズが小さかったのです。

【写真2】エプソンRD-1(2004年)。(写真をクリックすると大きく見られます)

【写真3】ライカM8(2006年)。(写真をクリックすると大きく見られます)




【写真4】ルミックスG1(2008年)。(写真をクリックすると大きく見られます)

【写真5】ライカM9(2010年)。(写真をクリックすると大きく見られます)

【写真6】ライカM (Typ240、2013年)(写真をクリックすると大きく見られます)

■ミラーレス一眼の登場で古いレンズが甦る
 2008年になると、パナソニックからマイクロフォーサーズ規格のルミックスG1【写真4】が発売されました。このカメラの注目点は、マウント基準面と撮像素子までの寸法が短いことを利用して、アダプターを介してライカや一眼レフのレンズを取り付けることができ、距離計に連動していなくても、ライブビュー機能で見たままの画面で拡大してマニュアルでのピント合わせができるのです。しかも、パナソニックはライカカメラ社と協業関係にあることから、当初からライカM、ライカRマウントの純正マウントアダプターを発売したのです。これで、同じマイクロフォーサーズ規格のオリンパスも加わったことにより、過去に眠っていたクラシックのライカマウントレンズを使うユーザーが一気に増えたのです。
 ところがマイクロフォーサーズ規格のカメラは画面サイズが13×17.3mmなので、フルサイズレンズの焦点距離に対し2倍相当の画角となってしまうのです。つまりライカでは最もスタンダードな画角とされてきた焦点距離35mmのレンズが70mm相当のレンズと同じになってしまうのです。それに対して大きな面積であるAPS-C判のミラーレス機は、2010年にサムスンが「NX100」、ソニーが「NEX-5」を発表して以来、2012年には富士フイルムが「X-Pro1」、ペンタックスは「K-01」、キヤノンも「EOS M」を発売しました。ところが、いずれもライカ判フルサイズに比べると1.5~1.6倍という倍率を必要とするために、ライカではスタンダードな焦点距離35mmレンズが52.5mmか56mm相当画角となるのです。
 ノンライツRFのメンバーは、もともと世界中に数多く発売されてきた、多種のライカマウントレンズの描写を楽しむ人たちであり、ときにはシネ用のレンズを距離計連動のライカマウントレンズに加工して楽しむようなこともやってのけてきたスペシャル技能集団なのです。そのようなメンバーにとってライカ判フルサイズのレンズ特性(イメージサークル)をフルに生かすことができないのは不満が残るわけです。 本家ライカではライカ判フルサイズの“ライカM9” 【写真5】を発売したのが2010年、しかしライブビュー撮影はできませんでした。ライカでフルサイズのライブビュー撮影ができるようになったモデルは2013年3月発売の“ライカM(Typ240)” 【写真6】を待たねばなりませんでした。ただライカのネックは高価なことで、誰もが手をだせる代物ではなかったのです。




【写真7】発売1週間後の鎌倉撮影会で集ったソニーα7R、左から、ウォーレンサック・ラプター51mmF1.5、ニッコールP.C 8.5cm F2(俗称ダンカンニッコール)、専用のゾナーT* FE35mmF2.8ZAが装着されている。(写真をクリックすると大きく見られます)

■ライカ判フルサイズミラーレス機ソニーα7R
 ところが2013年11月15日、ソニーはNEXシリーズを発展させてフルサイズモデルのミラーレス機α7とα7Rを発売したのです。このうちα7は2400万画素、α7Rは3600万画素の高画素タイプだったのです。
 その時点でレンズ交換式のフルサイズ高画素タイプとしては一眼レフのニコンD800とD800Eしかなかったのですが、ミラーレス機であるα7Rは小型・軽量で、マウントアダプターを使えばライカのみならず一眼レフを含む各種交換レンズがフルサイズで使え、しかも高画素一眼レフにつきもののミラーショックがないことなどがあり、このようなスペックをノンライツRFメンバーが見逃すことはありませんでした。
 2013年の11月24日、紅葉の下でモデル撮影会をノンライツRF友の会として鎌倉で開催しました。その時カメラを持参した友の会メンバー5人のうち3人が、発売後わずか1週間ほどしかたっていないソニーα7Rを持参【写真7】したのですから、ちょっとしたものでした。
 それからは撮影機材の主軸をα7Rに移したメンバーもあり、あるとき大型プリントの勉強会をメンバーの所有する大型B0プリンターで行った時に、3600万画素という高画質機の実力をまざまざと見せられた反面、大きく引伸ばすプリントに要求される、ピント・ブレに対するシビアさを知らされたのです【写真8・9・10】。

【写真8】ノンライツRF友の会大型プリントお勉強会:1。(写真をクリックすると大きく見られます)

【写真9】ノンライツRF友の会大型プリントお勉強会:2。これがB0プリント1×15mの大きさ。(写真をクリックすると大きく見られます)

【写真10】ノンライツRF友の会大型プリントお勉強会:3。(写真をクリックすると大きく見られます)



 以後メンバーは、大伸ばしに耐えられるような撮影データの作成を行うようになりましたが、せっかくだからということで、皆の作品を持ち寄って写真展を開こうとなったのです。そこで銀座ソニービルに2014年7月にできた“ソニーイメージングギャラリー”で2015年6月20日から7月2日までの2週間にわたり、東京写真月間の期間中にやらせてもらえることになりました。
 また、さらに写真展そのものに話題性を持たせようということで、ノンライツに対し、おそらく世界中の現役写真家として最も積極的にレンジファインダーのライカを使っているであろう“ハービー・山口さん”に仲間に加わっていただこうと考えたのです。ハービーさんと僕は古くからのお付き合いがありましたので、ざっくばらんに趣旨をお話したところ快諾を得ることができました。しかも仲間に加わっていただくうえに、展示にはソニーα7を使ったイギリスでの作品を貸してくださるというというのです。ノンライツのメンバーはそれぞれ社会的にも地位を得て、写真界でもそれなりの評価を得ている人たちですが、未知の写真グループとご一緒してくれるというのは、ハービーさんならではの心意気であり、大変うれしくありがたいことです。
 これでノンライツRF友の会メンバーで写真展参加を当初から希望していた4人に加え、新たにソニーα7を使っているメンバーの参加を得て、メンバー5人、これにハービー・山口さん、さらに僕も特別ゲストとして加わり、合計7人のグループ展となりました。



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