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【作例14:鯛の形をした厄除け】焦点距離35mm(52.5mm)、絞り優先AE、F1.8・1/125秒、ISO AUTO 100、PORTモード、AWB(画像をクリックすると画素等倍まで拡大して見られます)

■作例14:鯛の形をした厄除け
 川越の菓子屋横丁で見つけた風鈴のようなタイの形をしたハリボテの厄除けです。本当はちゃんとした名前があるのでしょうがご勘弁ください。絞り開放F1.8での撮影ですが、ポートレイト撮影の合間に撮りましたので、ポートレイトモードのままになっています。このカットからわかることは、絞り開放ということもありますが、かなり柔らかい調子で撮れています。
≪撮影データ≫焦点距離35mm(52.5mm)、絞り優先AE、F1.8・1/125秒、ISO AUTO 100、PORTモード、AWB


【作例15:オブジェ】焦点距離18mm(27mm)、プログラムAE、F5.6・1/250秒、ISO AUTO 100、AWB(画像をクリックすると画素等倍まで拡大して見られます)

■作例15:オブジェ
 千鳥ヶ淵公園にある青緑にペイントされた金属製のオブジェです。特に気に入ったカットではないのですが、大きく拡大すると、オブジェの左脚部のあたりに跳ね上がった小さなゴミが細密に描写されているのです。ここが、このカットの面白さです。なお、左右の樹木の葉を見ると大きな流れもなく、色収差の発生も目立ちません。最広角が16mmなので、18mmという焦点距離は、大きく変わる部分ではなく、撮影距離に依存することもあるのでしょうか。
≪撮影データ≫焦点距離18mm(27mm)、プログラムAE、F5.6・1/250秒、ISO AUTO 100、AWB


【作例16:バックのボケ具合をチェック(クローバーの花)】焦点距離18mm(27mm)、絞り優先AE、F1.8・1/2000秒、ISO AUTO 100、AWB(画像をクリックすると画素等倍まで拡大して見られます)

■作例16:バックのボケ具合をチェック(クローバーの花)
 画面の平坦性を見るために最近のカメラ(レンズ)チェックでは欠かしたことがないシーンです。一番手前の部分にピントを合わせて、背景のボケ具合を見ます。レンズは基本的に球面であるために、ボケの部分は周辺で同心円状に円弧を描くのが一般的です。その点において18〜35mmF1.8DCも同じであって例外ではありません。ただ、ズームレンズという特性もあり、大口径でも極端な口径食のようなボケは見られませんが、画素等倍でみると、画面上部左右のクローバーの白い花のボケた部分が、ドーナツ状の球形に見えるのは球面収差の補正過剰の感じもありますが、いずれにしても18mmという最広角域で絞り値F1.8開放、近接撮影という条件で、画素等倍という一般プリントではありえない拡大率ですので、実用上はほとんど気にする必要はないと思うわけです。
≪撮影データ≫焦点距離18mm(27mm)、絞り優先AE、F1.8・1/2000秒、ISO AUTO 100、AWB


【作例17:モアレ発生のチェック(国宝正福寺のお堂)】焦点距離23mm(34.5mm)、絞り優先AE、F5.6・1/125秒、ISO AUTO 100、AWB(画像をクリックすると画素等倍まで拡大して見られます)

■作例17:モアレ発生のチェック(国宝正福寺のお堂)
 久しぶりにこのお堂にやってきました。フォビオンは、バイヤー配列などのカラーフィルターを使っていないので、モアレが発生しにくいという特徴をもっています。そこで、正福寺の屋根を撮影するとほとんどのデジタルカメラではモアレが発生するのですが、sdクアトロではどうだろうかということです。屋根自体は、遠くから見るとわかりませんが、薄い杉板を重ね合わせているのです。その重ね合わせの縞目模様がモアレとして見えてくるのです。画素等倍に拡大して観察すると、結果はご覧のとおりですが、モアレの発生はまったく認められません。他機種のモアレ発生具合は、本シリーズの第二十一回「光学ローパスフィルターのありとなし」をご覧ください。
≪撮影データ≫焦点距離23mm(34.5mm)、絞り優先AE、F5.6・1/125秒、ISO AUTO 100、AWB


【作例18:新機能SFDモードを試す(八国山遠望 その2)】焦点距離16mm(24mm)、絞り優先AE、F8、シャッター不明、ISO AUTO 100、AWB、三脚使用(画像をクリックすると画素等倍まで拡大して見られます)

■作例18:新機能SFDモードを試す(八国山遠望 その2)
 Sdクアトロの新しい機能としてSFD(スーパー・ファイン・ディテール)モードが加わりました。これは読んで字のごとくで、ダイナミックレンジが広くノイズを抑えたディテールの繊細な写真が撮影できるというモードです。このSFDモードにセットしてシャッターを切ると自動的に露出がオーバーからアンダーまで変わった7枚の撮影が行われます。これは、本シリーズ第三十一回に掲載したペンタックスK-3 IIの「リアル・レゾリューション・システム」に近似したものと考えられますが、ペンタックスが1画素の中で部妙に動かし4回撮影するのに対し、シグマsdクアトロでは絞り固定で撮影時のシャッター速度を可変して、適正に加え、オーバー・アンダー各3カットずつの合計7カット撮影し、合成して1枚の階調豊かなデータを作り上げるというのです。さっそく八国山遠望の場面で試したのがこのカットです。同じようにオリンパスのOM-D E-M5 MarkIIの「ハイレゾショット」(8回シャッター合成、第二十八回掲載)は画素数を1,600万から4,000万に画素を増やすという方式でした。これらオリンパスもペンタックスも、そしてシグマも複数回シャッターを切るために、動体の撮影は不可なのですが、あえてシグマSFDモードで風景ならどうだろうと試したのがこのカットです。結論からいうとやはり風景写真には不向きです。画素等倍にして右上の樹木と空の境界のあたりを見るとブロック状の白い線が見えます。当日は、風は無風に近かったですが、やはり木の上の方の葉は動いていたわけです。樹木のない環境で、建築物などを被写体にするとSFDモードは活用できそうですが、基本的には商品など静止物での撮影に効果を発揮するのでしょう。
 なおSFDモードの合成した画像は、カメラ側のモニターで見ることはできなく、「.X31」というファイルができ、専用現像ソフトのシグマ・フォトプロで合成して可視化できるファイルに変換できます。
≪撮影データ≫焦点距離16mm(24mm)、絞り優先AE、F8、シャッター不明、ISO AUTO 100、AWB、三脚使用


【作例19:古いシグマ17-35mmF2.8-4 EX DGレンズで撮影】焦点距離23mm(34.5mm)、プログラムAE、F10・1/320秒、ISO AUTO100、AWB(画像をクリックすると画素等倍まで拡大して見られます)


【写真4】シグマ17〜35mmF2.8-4 EX DGを装着したsdクアトロ(画像をクリックすると大きく見られます)

■作例19:古いシグマ17-35mmF2.8-4 EX DGレンズで撮影
 シグマ初のフォビオンセンサーを使用した一眼レフSD9が発売されたのは2002年、この年はデジタルカメラの生産が金額・数量ともにフィルムカメラを上回った年でもあり、まさに21世紀デジタル時代到来のタイミングでした。そしてSD9ボディと同時に購入したのが“シグマ17〜35mmF2.8-4 EX DG”【写真4】です。この時期sdクアトロ用の18〜35mmF1.8DCはAPS-C判・最大口径比1:1.8・金属鏡胴・重さ810gですが、17〜35mmF2.8-4 EX DGはフルサイズ・最大口径比1:2.8-4・エンジニアプラスチック鏡胴・重さ432gと違いがあります。このなかで最大の違いは、18〜35mmF1.8DCはズームレンズとして全焦点域でF1.8と明るいことです。もちろん焦点距離、画像サイズの違いはあるにしても、この大口径ズームにはレンズ技術の進歩を感じます。
 シグマのホームページを見ると、過去のシグママウントレンズとsdクアトロの適合性がリスト化されているのですが、このレンズに関してはMF使用が推奨されています。とはいってもシグマ純正で、マウントは同じわけですからAFも使えるかどうかが気になり、sdクアトロに装着してみました。合焦にはジィー・ジィー・ジィーと数回行ったりきたりしますが、最終的には合焦マークが点灯し撮影可能となりました。14年前のレンズですから、おみごとといえますが、自社のレンズですから、あたりまえといえばそれまでです。
 それでは、さっそく撮影結果をご覧ください。たまたまその日は、日大の江古田校舎へ行く用事がありましたので、お決まりの正門前で撮影しました。まずは入校するときの14:00ごろ、引き続き退校するときの16:00ごろと2回にわたり撮影しましたが、ここに掲載分は16:00ごろ撮影のカットです。なぜ遅い時間のカットを採用したかということになりますが、画面内人間の配置と、全体に夕方が近いためにか赤みがかった発色がよかったからです。画質としてはフルサイズをAPS-Cで撮ったということで、レンズの中心に近い良像部を使ったので、まずまずという描写になりました。画素等倍に拡大すると、左右の樹木にきわめてわずかに色収差の発生が認められますが、製造年代、発生量の少なさからすると優秀といえるでしょう。なお、このレンズをプログラムAEで撮影した時の絞り値がF10となりましたが、高輝度でも最近のデジタル対応のレンズにはないF10という絞り込が行われたので、プログラム露出に関する信号がレンズ側から、それもフィルム時代のプログラム信号がだされたのではないかと思うのです。(こういう推測というか、勝手な分析は楽しい作業です)
≪撮影データ≫焦点距離23mm(34.5mm)、AF撮影、プログラムAE、F10・1/320秒、ISO AUTO100、AWB

●まだこれからだけど、魅力は大
 今回の使用で一番感じたのは、撮影した画像の階調再現が、今まではシャープな感じが強いという印象がありましたが、sdクアトロでは全体的に調子が柔らかくなったことです。僕自身の撮影法は、基本的にはカメラだしのJPEGファイルですが、このほうがさまざまな要素が動かなく、メーカー側の画づくりに対する姿勢を知れるのです。
 さて2016年の2月に発表されたシグマsdクアトロシリーズは、予定通りにこの7月にAPS-C判から発売されました。今回、発売と同時に使ってみて、フォビオンセンサーを使ったミラーレスカメラの楽しさ知ると同時に、難しさの一端をユーザーとして知ることになりました。その難しさとはどんなものか、sdクアトロカメラに興味ある人の正しい理解の一助になればと、あえてここに書きだしてみました。
 まず笑い話を。僕の周りには写真を生業としている人や、かなり高度なアマチュアさんがたくさんいますが、昨年「dp2クアトロ」が発売されたときに、Tさんは早速購入し、開梱したらすぐに感度をISO6400にセットして夜の抗議デモを撮影に行ったのです。結果は、さんざんで、写った画像には大きな横縞がでて使えなかったとボヤいていたのです。もうひとりはHさん、こちらは「dp1クアトロ」を手にしたとたんに、夜景、それも風景写真を撮りに行ったのです。どちらも共通していることは、思ったようなベストの画像が得られなかったのは当然なのです。それを聞いたとき、「デジタルカメラ=高感度」というイメージが最近できあがっているのだなということでした。それぞれご当人たちに話を聞いたときに、「ええっ、フォビオンはISO感度100セットで、それも十分に明るい太陽の下での撮影が最も良い結果が得られるのに」と話しました。もともと僕の作例写真は、どのようなカメラ、レンズであっても天候のよい時を撮影のタイミングとしているのですが、フォビオンセンサーのカメラを使うときは、特にその点に注意しています。もちろんこれは、僕個人の考えであって、dpメリル、dpクアトロ1と使ってきた知人のSさんは、雨の日のほうが渋い発色のフォビオンの特徴を出しやすいというのです。このあたりは、ユーザーの考える表現の部分がそれぞれであることは間違いないと思うのですが、“低感度設定で光あふれるシーンで”というのが僕のおススメなのです。
 冒頭にも書きましたが、フォビオンセンサーは、APS-Cでもフルサイズを上回る解像特性をもつというのは、実写作例をご覧いただければおわかりいただけたでしょう。これは、単なる数値上のピクセル数だけではないことを意味するわけで、このあたりが1画素に対して垂直記録方式をとるフォビオンセンサーならではの最大の特徴だと思うのです。
 そして、今回sdクアトロで、フォビオン・クアトロセンサーで初のレンズ交換式カメラとなりましたが、交換レンズを何にするかということにも大きく悩みました。まずは口径が大きく、ズームであるということから「18〜35mmF1.8DC HSM Art」を選びましたが、その選択は間違いなかったと思っています。特にこのレンズでの焦点距離35mm域での描写は、絞り開放からの解像性能の高さは目をみはるものがあります。そして広角側では周辺画像に一部きびしさを感じますが、同じ光学系のレンズが他社向けにも供給されていることを考えると、高画質フォビオンセンサーならではの、シビアな部分が描写特性に表れているのではないかと考えたのです。
 そしてフォビオンセンサーの画像処理回路にはかなりのパワーを必要とするために過去のカメラにはバッテリーが複数同梱されていましたが、sdクアトロでは、他社一眼レフに使われているのと同等な寸法・容量のものが1個ついてきているので、かなり安定したと考えました。もちろん撮影枚数にもよりますが、通常の撮影枚数範囲では1個のバッテリーでたりるようになったと解釈するわけです(実際使っていても、そのように感じました)。ただし、dpクアトロでは電池消耗を気にすることから、撮影後はメイン電源スイッチをこまめに切るように努めていましたが、この点に関してはsdクアトロも一緒ですが、さらにバッテリーを2個追加できる縦位置バッテリーグリップがオプションで用意されているので、ヘビーユーザーはそれを使うともいいかもしれません。
 なおsdクアトロは、炎天下で撮影していると、黒い金属ボディが太陽熱を吸収し、さらに本体からの発熱も加わって赤い液温計の形をした温度上昇警告が背面ディスプレーにでるのです。この警告がなるべくでないようにするためにも電源はこまめに切りましょうというわけです。温度警告が早めにでるように設定されているようで、もし警告がでても、そのまま撮影し続けても問題ないそうです。そしてもし限界を超えたときには自動的に電源が切れるので、スイッチをOFFにして10分ぐらい休ませれば復帰するとのことです。いずれにしてもフォビオンセンサーの信号処理には強力なパワーを必要とするのです。
 この文章を読んでマイナス面のことばかり書いていると思うかもしれませんが、僕は、このあたりの事情をある程度は理解したうえでこのカメラを使った方がよいと思うからです。もちろんすでにシグマのフォビオンセンサーカメラのユーザーならばある程度了解していることだと思いますし、それを知ったうえでも、使いこなす熱烈なファンがいるということは、前掲のようにさまざまな条件を上回る画質が得られるカメラシステムだということなのです。デジタルカメラが本格的に登場してすでに15年を経過しました。世間では、もう今の技術、画素数で十分という考え方も多いですが、フォビオンにはこうした未完の魅力があり、これからの進歩がますます楽しみです。 (2016.7)


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