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市川泰憲(写真技術研究家、日本カメラ博物館)

  市川 泰憲(いちかわ やすのり)
1947年東京生まれ。中学・高校・大学と写真部に所属。1970年東海大学工学部光学工学科卒業。同年写真工業出版社入社、月刊「写真工業」編集長を経て、2009年より日本カメラ博物館に勤務しながら幅広い写真活動を続ける。日本写真協会会員。

■ブログ「写真にこだわる」開設しました
http://d.hatena.ne.jp/ilovephoto/

第二十九回「フォクトレンダー・スーパーワイドへリアー15mmF4.5 III」

【写真1】 左)スーパーワイドへリアー15mmF4.5 I型と右)スーパーワイドへリアー15mmF4.5 III型。(画像をクリックすると大きくして見られます)

【図1】スーパーワイドへリアー15mmF4.5 I型とIII型のレンズ構成。(画像をクリックすると大きくして見られます)

【写真2】 ソニーα7Rに装着されたスーパーワイドへリアー15mmF4.5 I型とライカM(Typ240)に装着されたスーパーワイドへリアー15mmF4.5 III型。(画像をクリックすると大きくして見られます)

 このスーパーワイドへリアー15mmF4.5の初代は1999年の発売で、当時それまではライカ用の超広角レンズとしてはツァイスのホロゴン15mmF8が良く知られていましたが、すでに販売中止だったこと、しかも中古でも価格が100万円近くして大変高価だったことです。それでもマニアには人気だったのは、15mmという超広角でディストーションがほとんどないことや生産本数がわずか400本と極めて少ないことなどが魅力だったのです。
 そこにコシナからフォクトレンダーブランドで登場したのが「スーパーワイドへリアー15mmF4.5 Aspherical」です。このスーパーワイドへリアーは、F4.5と大口径で、 ホロゴンのように画像周辺と中心の濃度差のバランスをとるセンターフィルターを使わなくても周辺光量の低下が少なく、ホロゴン同様にディストーションも少なく、とにかくよく写り、安価だったのです。たちまち人気商品となり、当初はライカスクリューマウントでしたが、その後、光学系はそのままで距離計連動のMマウント互換のVMマウントのII型となり、さらにフルサイズデジタル対応の光学系へと一新され、このたびのIII型となったのです。
 そこで「III型」はフルサイズのデジタル対応になったとされていますが、同じフルサイズでも「I型」(以下簡略のためにこのように呼びます)とは、何が違うのでしょうか。まず【写真1】には「スーパーワイドへリアー15mmF4.5 I型」と「スーパーワイドへリアー15mmF4.5 III型」とをお見せします。ここでおわかりいただけるのは、III型になりレンズの外観がひとまわり大きくなったことです。これは「III型」では、デジタル向けに十分にレンズを大きくしてフルサイズの画面周辺までパワーを持たせた結果とされています。レンズ構成はI型・II型が6群8枚でしたが、III型では9群11枚となっています。非球面レンズは後群に1枚ずつ配置されているのは新旧とも同じです【図1】。

●デジタル化で浮上した問題点
 「スーパーワイドへリアー15mmF4.5 I型」はフィルムカメラの時代にはどうであったかというと、実は周辺光量の低下はわずかにあっても、視覚的には十分に許容できる範囲でした。ところがデジタルになり、それもフルサイズ時代になり問題点が浮上したのです。ライカで最初のデジタル機は2006年発売の“ライカM8”でした。この時の撮像素子の大きさは18×27mmで、APS-Hと呼べる1.33倍の倍率がかかるライカ判フルサイズの24×36mmには満たないものでした。2009年にはフルサイズの“ライカM9”が登場した時にいくつかの問題点が明確になりました。その1つは一部の広角レンズでは周辺光量が低下し、その周辺が濃いマゼンタに色付くのでした。もっともこのような問題はフルサイズの時代に突然発生したことではなく、APS-C判ライカマウントのデジタル機で先行していたエプソンRD-1やライカM8でも対称型の光学系を採用した広角レンズでは、場合によっては発生していた現象なのです。
 実際どのような問題なのでしょう。【写真2】にはライカMとソニーα7Rにそれぞれのレンズを装着しました。ボディとレンズの組み合わせに他意はなく、ボディが大きいライカMに「III型」を、小さいボディのソニーα7Rに「I型」を取り付けてみました。ここは、ボディに付いたレンズ外観を単に見ていただこうということです。そして【作例1a】には“ライカM(Typ240)”にスーパーワイドヘリアー15mmF4.5のI型を、【作例1b】には同じ“ライカM”にスーパーワイドヘリアー15mmF4.5のIII型を取り付けて、いつもの英国大使館の正面玄関を撮影してみました。

【作例1a:スーパーワイドへリアー15mmF4.5 Aspherical I+ライカM(Typ240)】 絞り優先AE(F5.6・1/1500秒)、ISO200、AWB。旧タイプのレンズです。画面の左右端の周辺光量の低下が目につき、赤く偏色しています。周辺光量の低下はレタッチソフトで直すことはできますが、赤く偏色した部分の修正は簡単にはいかないのです。このようなことが起きるため、ライカマウントの古い広角レンズを使うことができなくなった人も多いのではないでしょうか。もちろん、周辺光量の低下は気にならないという人は、発色を無視してモノクロームモードにして使えば良いことですが、どうでしょうか。(画像をクリックすると画素等倍で見られます)

【作例1b:スーパーワイドへリアー15mmF4.5 Aspherical III+ライカM(Typ240)】 絞り優先AE(F5.6・1/1500秒)、ISO200、AWB。新タイプのレンズです。旧タイプでは、画面の左右端の周辺光量の低下が目につき、マゼンタに偏色していたのが、みごとに解消しています。フォーカスポイントは画面中央建物上部のエンブレムですが、この部分を拡大して見てみると解像度もわずかですが増していることがわかります。(画像をクリックすると画素等倍で見られます)



 同じように“ソニーα7R”にマウントアダプターを介してスーパーワイドヘリアー15mmF4.5のI型とIII型を取り付けて撮影した結果が【作例2aと作例2b】なのです。この結果から見ると明らかにIII型のレンズは十分に対策されていることがお分りいただけると思います。

【作例2a:スーパーワイドへリアー15mmF4.5 Aspherical I+ソニーα7R】 絞り優先AE(F5.6・1/1000秒)、ISO100、AWB。旧タイプのレンズです。ライカMに比べると、周辺光量の低下、マゼンタ色への偏色も多いように感じますが、ライカとソニーではこのシーンでの露出レベルは、ライカがプラス側に、ソニーがマイナス側に設定されている違いも影響しています。このカットで目につくのは、右側守衛所のわきに立てられた看板の文字が大きく乱れていることです。同じカットを複数枚撮影しているので、少なくともブレやフォーカシングミスでこのような現象になったとは考えにくいのです。ライカMは2400万画素、ソニーα7Rは3600万画素であるので、ライカMではここまで大きな変化は認められないので、高画素タイプとの画素ピッチの違いがこのような結果を導きだしたのでしょうか。(画像をクリックすると画素等倍で見られます)

【作例2b:スーパーワイドへリアー15mmF4.5 Aspherical III+ソニーα7R】 絞り優先AE(F5.6・1/800秒)、ISO100、AWB。新タイプのレンズです。新・旧タイプレンズともライカMとの露出レベルの差を感じさせますが、3600万画素という高画素タイプであるために建物のエンブレム、さらに壁などが精細さを増しているのがわかります。特に顕著なのは、右側守衛所わきの立て看板の文字がみごとに解像していることです。新・旧タイプの比較撮影では、絞り値はF5.6と同じで、フォーカスポイントも同じです。高画素タイプでは、光学系の違いが画質にまで影響するのでしょうか、おもしろい現象です。(画像をクリックすると画素等倍で見られます)



 そこで1つ気になることがあります。それは、I型のレンズを使った場合にソニーα7Rのほうが周辺光量の低下と色付きが大きいことです。それではソニーα7Rより、ライカMのほうがそのような現象に対して強いのかというと、一概には言い切れないのです。実は画素数と大きな関係があるのです。ライカMの画素数は約2400万画素で、ソニーα7Rは約3600万画素なのです。この画素数の違いが、同じ画面サイズの場合には、周辺光量の低下や色付きに大きな影響を与えるのです。具体的には、画素ピッチ(画素サイズ)の違いがそのような現象に対する影響力大であると考えられています。ソニーのフルサイズミラーレス一眼には、3600万画素のα7Rのほかに、2400万画素のα7II、1200万画素のα7Sがありますが、画素数が少ないほど(画素サイズが大きいほど)周辺光量の低化と色付きの問題は少なくなるとされています【図2】。ここでは問題点発生の大小を具体的に撮影してお見せすることは、今回の目的とするところと異なりますので、いずれの機会に譲ることにしましょう。

【図2】 ライカレンズの使えるフルサイズミラーレス機。(画像をクリックすると大きくして見られます)



 ライカMと同じ2400万画素のα7IIを使えば同じようなレベルだったかも知れません。いずれにしてもここでご覧いただきたかったことは、スーパーワイドヘリアー15mmF4.5のIII型は、このような問題に対して十分に対策されたニューモデルだということです。
 ところで、このような画像周辺部の劣化はライカMマウントのフルサイズデジタルで問題となるのです。したがって、フルサイズのソニーαシリーズにライカM用マウントアダプターを使って各種広角系のレンズを、装着した場合にもやはり発生するのですが、APS-C判ではあまり目につきませんでした。ところが同じソニーα7シリーズに、マウントアダプターを介して一眼レフ用の広角レンズを取り付けた場合にはこのような現象は目立ちません。これは一眼レフカメラには可動式のメインミラーがあることによりレンズ最後部から撮像面までの距離があるので必然的にフランジバックが長くなるために、むりのない直線性の高い光束が入ることができるのです。ところが距離計連動のライカには一眼レフと異なりミラーがないので、レンズの最後玉がシャッター幕面の直前まで位置しているものもあり、それで24×36mmのフルサイズをカバーする難しさがあるわけです。
 では、どのようなライカ用レンズがデジタルのフルサイズで問題になるのだろうかということですが、僕自身の経験からすると広角で焦点距離35mmまではどうにか安全圏ですが、35mmより広角側になるとつらくなります。もっとも同じ28mmでも、レンズデザインが古いか新しいかでも異なります。例えば同じライカの純正でも、“ライカM”でヘクトール28mmF6.3(1935年)は劣化がでますが、ズミクロン28mmF2(2000年)ではでないのです。ズミクロンの28mmは一眼レフの広角レンズと同様設計のレトロフォーカスタイプを採用しているためにレンズ全長は長くなりますが、劣化の少ないレンズとなるのです。このあたりは、それぞれのボディとレンズの組み合わせで決まるわけですが、ライカ用交換レンズとしては広角になればなるほど条件は厳しくなるのです。とはいっても、ライカの交換レンズ史上最も超広角のホロゴンと同じ15mmであるわけですから、その可能性は十分にありました。その結果、フィルムカメラ時代にはほとんど気にならなかった周辺部の劣化が、デジタルでは問題となったのです。もっとも、同じ15mmの焦点距離でもホロゴンは開放F8で周辺光量を補正するセンターフィルターが用意されていましたが、取り付けるとF16となり、スーパーワイドへリアーは開放でF4.5、センターフィルター不要であったわけですから、光学特性としては十分に評価されるのは当然のことといえるでしょう。


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