大判レンズ(シュナイダー)


大判レンズでもシュナイダーと聞くと、なにか特別な感じがありますね。(好みの問題もありますが・・・)
シュナイダーのレンズは精密な写りで、色は落ち着いた感じのレンズです。
レンズ名称の前に、「アポ」や「スーパー」がついているものとついていないものがありますが、いったい何が違うのでしょうか。
簡単に説明すると、
「アポ」・・・色収差が3色共補正されている
「スーパー」・・・イメージサークルが、スーパーなしより大きい
です。色収差は、いわゆる「色滲み」のことで、光の三原色(赤、青、緑)の像がずれてしまい、にじんだように見えてしまいます。
それを三色とも補正がされているので、色滲みが起きにくくなっています。引き延ばしたときに効果が大きく出てきますね。

イメージサークルが普通より大きかったら何がいいのでしょうか。
4×5のイメージサークル対応のレンズで、4×5で撮るときには普通は「足りているので大丈夫」とか、5×7で何とか使えるかな?とかでしょうか。
あえて利点をいうならば、「あおりがより強くできる」でしょうか。イメージサークルに余裕があることになるので、上下左右にシフトさせてもフィルムからイメージサークルがはみ出にくくなります。

画質でのアポ、撮影技法でのスーパー、どちらもおもしろいレンズだとおもいます。

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