京都ライカブティック(Kyoto Leica Boutique) - photographer 第七回「ライカカメラ社オーナーDr.カウフマン氏が語るライカの明日」
ライカに始まりライカに終わる

市川泰憲(写真技術研究家、日本カメラ博物館)

  市川 泰憲(いちかわ やすのり)
1947年東京生まれ。中学・高校・大学と写真部に所属。1970年東海大学工学部光学工学科卒業。
同年写真工業出版社入社、月刊「写真工業」編集長を経て、2009年より日本カメラ博物館に勤務しながら幅広い写真活動を続ける。日本写真協会、日本写真芸術学会、日本写真学会会員、元東京工芸大学芸術学部写真学科非常勤講師

■ブログ「写真にこだわる」開設しました
http://d.hatena.ne.jp/ilovephoto/

第七回「ライカカメラ社オーナーDr.カウフマン氏が語るライカの明日」
プレスコンファレンスで、X1、M9を手元に置き、質問に答えるDr.カウフマン氏(ライカM9、ズミクロン50mmF2沈胴で撮影)
 Dr.カウフマン氏は、1953年ドイツのマンハイムに生まれ。1973年にはシュトゥットガルト大学で文学博士号を取得し教員となり、その後ビジネスコンサルタントを開業し、数々の事業経営に参画。2004年には資産運用会社であるACM社社長としてライカカメラ社の大株主となり、2009年にはライカカメラ社の97.1%の株式を取得しています。Dr.カウフマン氏は、過去にライカカメラ社の社長を務めたことがありますが、そのときにはかなり早い時期からノクチルックス50mmF0.95 ASPH.の登場を予告したりしましたが、いまは確固たるオーナーとして存在しているわけで、それだけにどのような話が聞けるか興味津々でした。
  お話しは、ライカの歴史からこれからのライカの在り方まで、約2時間にわたる講演、30分の質疑応答との流れでしたが、その中で私なりに興味のあった部分をピックアップしてみました。