博物館建設基本構想


目的

古代の国際交流をいまに伝え、日本古代国家の形成過程の解明に
欠かすことのできない文化遺産、変化に満ちた多彩な古墳の宝庫-近つ飛鳥は、
地域全体が遺跡博物館・野外博物館としての性格を有している。

したがって近つ飛鳥博物館は、「近つ飛鳥」という固有名詞・地域性と、
「古墳文化」の2枚看板をもつことが望ましい。

この博物館の目的はつぎのとおりである。

1.『大阪府総合計画』の「教育文化ゾーン」、ならびに
『大阪府施策計画』の「歴史文化エリア」の中核的文化施設として、
南河内地域の歴史・文化活動の発信源とする。

すなわち、すぐれた文化遺産がひろがる近つ飛鳥地域の歴史と文化に触れ、
学び、親しむための拠点-コミュニティ広場にしていく。

また、生涯学習・学校教育の場としても活用できるようにする。

2.近つ飛鳥地域の内外に埋もれたままの貴重な歴史・文化情報を、
先端技術をはじめ多様な媒体を駆使し、府民に提供する。

その中心には、楽しくわかりやすい展示を位置づけ、
歴史に親しむ機会をつくる。

3.近つ飛鳥地域は日本古代国家の形成過程の解明にとって、
非常に重要な意味をもった地域である。

この地に遺された6・7世紀の文化遺産は、そうした歴史の証人だか、
まだ十分な研究がおこなわれているとは言いがたい。

そこで、この博物館では地の利を生かした研究
-考古学・文献史学の共同研究など-を実施する必要がある。

いっぽう、近つ飛鳥の文化遺産は渡来的色彩がつよいことを前に述べたが、
渡来人の古代国家成立史における役割をあきらかにするためには、
内外の研究者の学術的交流が必要である。

古代の国際交流の実態をときほぐしていく場として、この博物館を
「内外に開かれた国際文化都市大阪」にふさわしい国際的な
研究交流・情報交換の場として機能させる。

4.南河内地域をはじめ、大阪府には全国でも有数の古墳が分布している。

「景初(けいしょ)三年銘鏡」を出土したことで有名な
和泉黄金塚(こがねづか)古墳、「倭の五王」の墳墓である古市古墳群や
百舌鳥古墳群、群集墳としては最大級の一須賀古墳群や
平尾山古墳群などが陸続とつづく。

ところがこれらに関する情報が、
かならずしも利用しやすいかたちで整理されているわけではない。

したがって、府域の古墳に関する情報管理をおこない、
研究者のみならずひろく府民が検索しやすい状態にしておく必要がある。

いわばこの博物館に古墳文化の情報センターの役割をになわせる。



OSAKA PREF. CHIKATSUASUKA MUSEUM

〒585-0001 大阪府南河内郡河南町大字東山299番地
TEL. 0721-93-8321(代)
FAX. 0721-93-8325

入館料/大人 300円 高校・大学生 200円 小・中学生 無料
(常設展)20名以上の団体は、入館料が2割引となります。


開館時間/AM10:00〜PM5:00(入館はPM4:30まで)
休館日/月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)・12月28日〜1月4日


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