平成18年度 小テーマ展示 シリーズ ここまでわかった考古学

出土木器が語る考古学−弥生時代・古墳時代の諸様相−


出土した木製農具 集弦孔をもつ琴板
(堺市下田遺跡出土)
筑状弦楽器の頭部
(茨木市溝咋遺跡出土)
 




主旨

 近年、出土木器の研究は飛躍的に進み、各地域の特性が明らかとなりつつあります。機能の解明に重点がおかれたこれまでの研究から一歩踏み出し、土器と同様、その製作時期・地域色から伝播経路を導き出し、出土情報の上に立脚した年代論が展開されているのです。器種組成から集落の特性を探る試みも活発であり、木器は土器に付随する特殊な遺物であるという認識から、遺跡の性格や時代の変遷を解明する糸口を得る事もできる資料として有力視されるようになってきました。
 沖積低地を抱える大阪では、これまでにも多くの出土木器が報告されています。今日では、全国的な出土例の増加によって、調査当時は不明とされた出土木器の用途の解明が進んでいます。
 今回の小テーマ展示では、弥生時代から古墳時代を中心とした出土木器の展示を通して、河内平野における木器の動態をさぐります。


内容

 主催:財団法人大阪府文化財センター・大阪府立近つ飛鳥博物館
 後援:近畿日本鉄道株式会社
開催期間

平成19年3月3日(土)〜4月8日(日) 32日間
(休館日 毎週月曜日 3月5・12・19・26日 4月2日)
入館料

大人300円、高校生・大学生・65歳以上の方200円、
中学生以下・障害者手帳をお持ちの方〔介助者含む〕は無料
20名以上の団体は、2割引の料金になります。
開館時間

午前10時〜午後5時(但し入館は午後4時30分まで)
展示構成

    I.交錯する文物(主な展示品 農耕土木具)
    II.権威の表象 (主な展示品 服飾具・武具・威儀具・祭祀具・楽器)
    III.変化した木器(主な展示品 容器・工具・織機・調度)
    展示品点数 133点
竪櫛
(茨木市東奈良遺跡)


机天板 表面/裏面
(枚方市茄子作遺跡)

関連事業
3月4日(日) 11:00〜16:30 (10:30開場)
「木器研究最前線!出土木器が語る社会の変遷」
会 場 近つ飛鳥博物館 地階ホール
定 員 200名(当日先着順 入場無料 但し、資料代別途必要)
・特別講演
 「出土木器の見方」上原真人(京都大学)
・研究成果報告
 「農耕土木具の変遷」山口譲治(福岡市教育委員会)
 「首長の所有物〜精製容器・威儀具・武具〜」樋上 昇(財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター)
 「木工技術と木工具」飯塚武司(財団法人東京都生涯学習文化財団 東京都埋蔵文化財センター)
・ディスカッション「出土木器が語る社会の変遷」
  コーディネーター 山田昌久(首都大学東京)
           黒須亜希子(財団法人大阪府文化財センター)
 
 
○学芸員による展示解説
日 時 3月25日(日)、4月1日(日)、4月8日(日)
時 間 午後2時〜 30分程度
場 所 博物館地階特別展示室
その他 展示室への入場料のみでご参加いただけます。
開始時刻に特別展示室入り口付近にお集まり下さい。


問合せ先

〒585-0001 
大阪府南河内郡河南町大字東山299番地
大阪府立近つ飛鳥博物館
TEL0721−93−8321
       




OSAKA PREF. CHIKATSUASUKA MUSEUM

〒585-0001 大阪府南河内郡河南町大字東山299番地
TEL. 0721-93-8321(代)
FAX. 0721-93-8325


近つ飛鳥の目次に戻る