大阪府立近つ飛鳥博物館 平成19年度春季特別展

河内古代寺院巡礼




金銅弥勒菩薩半跏像
〔国重要文化財〕(野中寺蔵)

鴟尾〔羽曳野市指定文化財〕
(西琳寺跡、羽曳野市蔵)

趣旨

 6世紀の中ころ飛鳥時代、古代国家形成に向かっていたわが国に大陸から仏教が伝わり、その後、各地に寺院が建立されました。最初の寺院は大和に造営されましたが、河内においても遅れることなく造営が開始されました。その後も寺院は相次いで造立され、その数は大和に匹敵するほど多いものでした。
 河内は当時の政治の中心であった大和への入口にあたり、交通の要衝です。有力氏族たちは、この地で生活を営み、寺院を建立しました。この地の出身者には、大和中枢の政治に関わった氏族が多くみられ、わが国の律令国家形成において重要な役割をはたしていたのです。
 仏教の伝来は単なる信仰のみならず、仏教を介した政治体制の確立の役割をしたのです。また、建造物をはじめとして当時の先進技術を導入する機会となり、その造営に際して渡来人や渡来系氏族と大きく関わり、人々の交流があったことでしょう。
 発掘された古代寺院から、そびえ立つ塔や金堂など当時のモダン建築を思い浮かべ、国づくりを後押しした氏族たちの躍動を感じ取って下さい。
内容 
主催
 
大阪府立近つ飛鳥博物館 文化庁 産経新聞社 関西テレビ放送
後援
 
近畿日本鉄道株式会社
開催期間

平成19年4月21日(土)〜7月1日(日)
(休館日 毎週月曜日、但し4月30日(月・祝)開館(翌日5月1日も開館))
入館料

一般600円[480円]
65歳以上・高大生400円[320円]
中学生以下・障害者手帳をお持ちの方(介助者を含む)は無料
([ ]内は20名様以上の団体料金)
開館時間

午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
展示構成

第1部 河内古代寺院建立
  • 寺院建つ
  • 河内に咲いた華
  • 都を支えた各地の工房
  • 第2部 大陸からやってきた仏教
  • 朝鮮半島の寺院
  • 日本へ上陸、九州へ、大和へ
  • 第3部 いらかの華は各地に兄弟が
    第4部 祈り
    おもな展示品

    羽曳野市 野中寺弥勒菩薩半跏像(国重要文化財)(5月16日まで。5月17日〜7月1日は複製品)
    泉南市 海会寺跡 軒丸瓦、セン仏、塑像、風鐸(国重要文化財)
    大阪市 四天王寺 軒丸瓦、軒平瓦、鴟尾(国重要文化財)
    羽曳野市 西琳寺 鴟尾(羽曳野市指定文化財)
    枚方市 百済寺跡 セン仏(大阪府指定文化財)
    枚方市 九頭神廃寺 釈迦誕生仏立像(枚方市指定文化財)
    藤井寺市 船橋廃寺 軒丸瓦
    柏原市 鳥坂寺跡 セン仏
    富田林市 新堂廃寺 鬼瓦、鴟尾、セン仏、塑像
    名古屋市 尾張元興寺跡 軒丸瓦、軒平瓦、水煙
    福岡市 那珂遺跡 軒丸瓦
    大野城市 月ノ浦1号窯跡 軒丸瓦、鴟尾
    見どころ

    ○わが国に大陸から仏教が伝わると、大和とほぼ同じ時期から河内でも寺院の造営が開始されました。野中寺所蔵の金銅弥勒菩薩半跏像をはじめとして、貴重な資料を多数展示しております。また、同じ笵から作られ、遠く離れて出土した瓦のもつ意味やその背景について迫ります。
    ○ 期間中、多くの方々に展示への理解を深めていただくため、「歴史セミナー」・「最新発掘調査報告」・「特別講演会」・「展示解説」などの催しものを開催いたします。


    軒丸瓦
    (船橋廃寺、
    大阪府立弥生文化博物館蔵)




    セン仏〔大阪府指定文化財〕
    (百済寺跡、大阪府教育委員会)




    セン仏
    (鳥坂寺跡、大阪府教育委員会蔵)
    関連事業



    ○特別講演会
    時 間: 午後2時〜4時
    会 場: 博物館地階ホール
    定 員: 200名(12時から整理券を配布いたします。)
    ※聴講には春季特別展入場券の半券か年間共通入館券の提示が必要です。

    4月30日(月・祝)  白石太一郎(当館館長)「古墳の終末と古代寺院の造営」
    5月20日(日) 水野正好(財団法人大阪府文化財センター理事長)
      「強烈な薫り放つ古代河内の寺々−生み出された高僧、文化人たち−」

    ○歴史セミナー
    時 間: 午後2時〜3時30分
    会 場: 博物館地階ホール
    定 員: 200名(12時から整理券を配布いたします。)
    ※聴講には春季特別展入場券の半券か年間共通入館券の提示が必要です。

    第1回 5月6日(日) 吉川真司(京都大学)「地域センターとしての古代寺院」
    第2回 6月3日(日) 上田 睦(藤井寺市教育委員会)「瓦からみた河内の古代寺院」
    第3回 6月24日(日)  大脇 潔(近畿大学)「古代の瓦づくり―秘境の雲南に古代の造瓦技術を求めて―」

    ○最新発掘調査報告会
    日 時: 6月10日(日)午後2時〜4時
    時 間: 午後2時〜4時
    会 場: 博物館地階ホール
    定 員: 200名(12時から整理券を配布いたします)
    ※聴講には春季特別展入場券の半券か年間共通入館券の提示が必要です。

    ・坪田真一 (財)八尾市文化財調査研究会「渋川廃寺の発掘調査成果」
    ・中辻 亘 (富田林市教育委員会)「新堂廃寺の発掘調査成果」
    ・竹原伸仁 (枚方市教育委員会)「九頭神廃寺の発掘調査成果」

    ○展示解説
    日 時: 4月22日(日)、28日(土)、5月3日(木・祝)、4日(金・祝)、13日(日)、27日(日)、6月17日(日)
    時 間: 午後2時〜2時30分
    会 場: 博物館地階特別展示室
    その他: 展示室への入場料のみでご参加いただけます。
    開始時刻に特別展示室入り口付近にお集りください。
    問い合わせ先

    〒585-0001 
    大阪府南河内郡河南町大字東山299番地
    大阪府立近つ飛鳥博物館
    TEL0721−93−8321
               



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    〒585-0001 大阪府南河内郡河南町大字東山299番地
    TEL. 0721-93-8321(代)
    FAX. 0721-93-8325




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