大阪府立近つ飛鳥博物館 平成10年度春季特別展 
「近つ飛鳥工房−人とかたち 過去・未来」の開催について


 今回の特別展は、「かたち」について見つめ、古墳・飛鳥の人々が生みだした「かたち」、現在わたしたちが見る「かたち」、そして生みだそうとしている「かたち」について、五感を通じて、考え試みてみる、現在進行形型のプログラムである。


大阪府立近つ飛鳥博物館1998年度春季特別展

『近つ飛鳥工房』

人とかたち 過去・未来

−The History Shapes−

期間
平成10年4月14日(火)〜6月14日(日)
 ・休館日は、月曜日。
ただし、5月4日の月曜日、5日の火曜日は開館、5月6日の水曜日は休館

場所
大阪府立近つ飛鳥博物館 
585ー0001 大阪府南河内郡河南町大字東山299番地
0721−93−8321
(近鉄あべの橋駅から、長野線喜志駅下車、金剛バス喜志駅から、阪南ネオポリス行き終点下車)

入館料
大人600円、高校・大学生400円
中学生以下・65歳以上の方(年齢を証明する保険証等をご持参ください)・
障害者手帳等をお持ちの方(介護を要する方は、介護者1名を含む)は、入館無料
*20名以上の団体は、2割引の料金

開館時間
午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

展示の試みと見どころ
展示の計画段階から、皆さんに御意見を求めています。
このページに「意見交換コーナー」を設置しています。
展示を見る前、見た後もいろいろと御意見質問をお送りください。

ブラックボックスとして、「かたち」に触れる展示があります。

木や昆虫などの自然のかたち、コンピューターや真珠などといった身近なも のから、国内外の広い地域・時代のもの、そしてさらに、石製模造品、形象埴 輪、玉づくりや金属製品の工程を示すものなど、古墳・飛鳥時代の品物を中心 に、「かたち」をテーマとして、約120品目を展示します。

展示を通して、様々な「かたち」をいろいろな角度から発見することで、改 めて古墳・飛鳥時代の品物を、新鮮な気持ちで触れ、感じ、考えていただくこ とを目指しています。

古墳・飛鳥時代の展示では、さらに細かく「かたち」を見すえます。例え ば、馬具の鐘形杏葉(かねがたぎょうよう)が中国大陸製とまねてつくった日 本列島製、そして日本列島内のデザインの変化を追うことができます。

期間中には、横穴式石室の模型や弓の複製品・馬具・革製冑・鉄製冑などの 模造品の製作実演を行います。その製作過程においては、「かたち」が、様々 に日々変化する未完成の「かたち」を見てだけます。いろいろな音や臭いがす るかも知れませんが、それそのものも展示だと考えています。

期間中「歴史セミナ−」や、「こどもの「かたち」ワ−クショップ」を行い ます。  また、展示ケースに入っている品物の「かたち」を追体験するために、これ らをまねて作るプログラム「カルチャ−ofアスカディア」も開催します。次 に、展示ケースの中の同じ品物を見た時には、新たな「かたち」が発見できる かも知れません。  ふるってご参加下さい。

今回の特別展にちなんだ、校外学習ワークショップに参加する小学校を募集 しています。


主な展示品目
1.福島県・中田横穴出土
馬具 鐘形杏葉(かねがたぎょうよう) (いわき市教育委員会)

2.奈良県・笹鉾山(ささほこやま)2号墳出土
人物・馬形埴輪 (田原本町教育委員会)

3.岐阜県・遊塚(あそびづか)古墳出土
石製模造品 (大垣市教育委員会)

4.大阪府・船橋(ふなはし)遺跡出土
甕(かめ)形土器 (柏原市教育委員会)

5.奈良県・藤ノ木古墳出土
馬具 鐘形杏葉(かねがたぎょうよう) (国・重要文化財)

6.大阪府・南塚(みなみづか)古墳出土
馬具 鐘形杏葉(かねがたぎょうよう) (大阪府教育委員会)

7.奈良県・飛鳥池(あすかいけ)遺跡出土
鉄製釘、木製「雛形(ひながた)」 (奈良国立文化財研究所)

8.大阪府・青山2号墳出土
円筒埴輪(本館)

歴史セミナー(History TaIk)
*14時〜16時  博物館地階ホ−ル
*定員200名   参加無料

第1回 4月26日(日) 小野山 節(京都大学名誉教授)

「かたちからその技術と作る人の仕組と使う者の意図を探る−古墳時代馬具の 変遷−」

第2回 5月4日(月)ベルニ−・ズボルフスキ−
(アメリカ合衆国 E.D.C. プロジェクト・ディレクター)
Bernie Zubrowski (Education Development Center, Project Director)

「科学の「かたち」−The Science Shapes−」

こどもの「かたち」ワ−クショップ
13時〜16時  博物館地階ホ−ル
募集対象:小学1年生〜6年生
募集人数:30名(★事前応募必要)
募集締切:4月21日(火)まで(必着)

5月3日(日) 「「かたち」のかがく」
ベルニ−・ズボルフスキ−(アメリカ合衆国 E.D.C. プロジェクト・ディレク ター)

カルチャー of アスカディア「Hands-on Chikatsu Asuka」
13時〜16時  博物館地階ホ−ル他
募集人数:各回40名(第7回は80名)(★事前応募必要)
募集締切:各実施日の10日前まで(必着)。
7回通しでの申し込みは4月7日(火)まで(必着)

第1回 4月19日(日) 「木簡をつくろう」
コーディネーター   藤永正明

第2回 4月25日(土) 「鉄製刀子の革袋をつくろう」
コーディネーター   三宅正浩

第3回 5月17日(日) 「石製刀子をつくろう」
コーディネーター   一瀬和夫

第4回 5月24日(日) 「馬具金具をつくろう」
コーディネーター   黒田一充

第5回 5月31日(日) 「ガラス玉をつくろう」
コーディネーター   一瀬和夫

第6回 6月7日(日) 「ミニチュアの炊飯具をつくろう」
コーディネーター   山本 彰

第7回 6月14日(日) 「古墳をつくろう」
コーディネーター   向井幸一

ただし、第7回は、8月までの継続プログラムです。
具体的な日程は、6月14日に説明します。

校外学習ワーク・ショップ
期間中の校外学習に、ワーク・ショップを組み込んだ「博物館見学」を希望する小学校を募集しています。
ワーク・ショップの内容やタイムスケジュール等の詳細は、担当までご連絡ください。
その都度相談いたします。
  担当連絡先:学芸課 向井幸一

Bernie Zubrowski (ベルニ− ズボルフスキ−)氏についての紹介
「科学をこどもにやさしく伝えることに頑固にこだわるベルニー博士。ここで 遊んだことが、5年後、10年後に学校などで系統的に学んだ事と「あーっぁ、 そうか」とつながること。それがこの科学展示を生み出している彼の願いなの です。彼は頭の中に膨大な知識を持っているのですが、けっしてそれを展示に そのまま詰めこむことはしません。こどもたちがほんとうの意味で「わかる」 ことにつながる展示を研究しつづけているのです。長いスパンで考えじっくり 展示を作るのが彼のやり方。」
染川香澄他著『ハンズ・オンは楽しい』工作舎より抜粋

略歴
1962〜64 ピ−スコ−・米国平和部隊 バングラデシュ
小学校における英語と科学の教師
1966〜67 ニュ−トン教育開発センタ−(Education Development Center)
初等科学教育 科学カリキュラムの開発
ピ−スコ−・米国平和部隊 エチオピア
教員指導のトレ−ニングプログラム
1967〜69 基礎科学プログラム ケニア・東アフリカ
東アフリカ7ヶ国の教育指導書(カリキュラムガイド)の作 成
1969〜93 上級科学学芸員 (Senior Science Developer)ボストンこどもの博物館
物理科学展示のデザイナ−
こども向け科学書の執筆
教員指導
カリキュラム開発
1990   エクスプロラトリアム(Exploratorium)[サンフランシスコ]
動力学を説明する水の装置の開発
1993〜  プロジェクト・ディレクタ-(Project Director)、教育開発センタ−(Education Development Center)
基本的原理・原則の調査員 既知の現象の探検ビデオの開発
カリキュラム開発 中級学校技術系教育のカリキュラム
教員指導員

著書
「アフリカの基礎科学プログラムの教員指導書」
『しゃぼん玉の実験』       山辺昭代 訳   さえら書房
『ボールペンで実験しよう』    山辺昭代 訳   さえら書房
『ストローで調べる強いかたち』  斉藤 敏 訳   さえら書房

作品
「アメリヤ・イヤーハードの幽霊」サンフランシスコ・エクスプロラトリア ム 1989〜92
   水が動く水槽の中で布が浮遊するという動力学を説明する水の装置
「Water  水」 ボストンこども博物館 1977〜79
   子供がポンプを操って水の特性を知る展示装置
「Water Lifting Machines  水汲みあげ器」ボストンこども博物館 1984
   入館者が、水車・風車・滑車・タービンで水を汲み上げる模型を操作して、実験する体験型の展示装置

制作展示品
「Bubbles  バブル」 ボストンこども博物館 1981〜現在
子供が大きなアワを作り、石鹸膜の幾何学を観察する体験型展示品

写真:染川香澄氏撮影


「Raceways  レイスウエー」 ボストンこども博物館 1982〜現在
8つのゲームに子供がゴルフボールを乗せて転がすことで力学の基礎を学ぶという体験型の展示装置

写真:染川香澄氏撮影




OSAKA PREF. CHIKATSUASUKA MUSEUM

〒585-0001 大阪府南河内郡河南町大字東山299番地
TEL. 0721-93-8321(代)
FAX. 0721-93-8325

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