短歌文芸誌飛聲11月号、作品�

森脇 美寿代 白桃より

就中恋ほしきものに今年まだ見ざる茗荷の黄に透ける花

久保田 しげ子 草矢より

恋人と逢ひの余韻に笑む乙女車窓にしぶく雨を厭はず

大野 景子 白磁の壷より

革命の歌など知らぬ子の笑ひ切なく辛き夜を知らぬゆえ

西村 尚 秋昼より

ハガキの字なだれの如く斜めにて空恐ろしき手の老いざまは

霜月集�
岡田 眞利 恋の塔より

待ってても君は来ないって知ったから私の日曜気楽で寂しい

石坂 玲子 輪ゴムより

鉢三つ倒されてをり野良猫のゆふべの恋を後始末する


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